こんにちは!
『まいにち種まき』をご覧いただきありがとうございます。
中村一成(@kazu05306)です。
今回は吉田裕子さんの『明日の自分が確実に変わる10分読書』を紹介しています。
✓こんな人にオススメ
- 読書はハードルが高くてあまり得意じゃないという方
- 読書を習慣にするためのポイントを知りたいという方
✓本記事の内容
- 10分読書で得られること
- 読書を習慣にするためのポイント
- 読んだ後のアウトプットはおすすめです
- 今日から実践できるポイント(TODO)
この記事を書いている私は、今でこそ毎日本を読んでいますが、最初は本を読むことが得意ではなかったです。
それでも今本を読むことができているのは、読書を毎日の習慣に組み込むことができて、面白い本にもたくさん出会うことができたからです。
この『10分読書』に書いてあることは、私が実践していたこととよく似ているので、参考になると嬉しいなぁと思います。
それに、読書の楽しさを知ってもらえると嬉しいです。
目次
書籍紹介
タイトル:『明日の自分が確実に変わる10分読書』
著者:吉田裕子
発行所:株式会社 集英社
初版:2020年4月29日
ページ数:182ページ
著者の紹介
著者は吉田裕子(よしだゆうこ)さんです。
現在は国語講師をされています。
地方の公立高校から塾・予備校を使わずに東京大学文化三類に現役合格されました。
卒業後、働きながら慶應義塾大学文学部を卒業し、放送大学大学院を修了しました。
通信制大学の学業と、仕事を両立する中で編み出した勉強法・思考法を発信しています。
著書の例は以下の通りです。
- 『大人の語彙力が使える順できちんと身につく本』
- 『人生が変わる読書術』
- 『大人に必要な「読解力」がきちんと身につく読みトレ』
10分読書で得られること
毎日の10分読書で得られる能力は以下の通りです。
- 語彙力
- 客観力
- 想像力
それでは順番に解説していきます。
語彙力
語彙を増やすチャンスは「話し言葉」でなく、「書き言葉」の中にこそあります。
本書より引用
まさに読書によって、語彙力を培うことができるのです。
なぜ、語彙力を増やすことが重要なのかというと、その人の年齢に合わせた語彙力を持っている人は知性があると考えられるからです。
語彙力はその場に適した言葉を使えることが大切なのかなと思います。
仕事の場では、その場に適した言葉を、中内などのプライベートの場では、その雰囲気に適した言葉遣いをすることが求められますよね。
仕事で、「マジで?」というような幼い言葉遣いはできないですし、仲間内で、堅苦しすぎると場が白けてしまいます。
語彙力を鍛えるには、繰り返し、本などの「書き言葉」から触れている必要があります。
読書を通して、語彙力をどんどん鍛えていきましょう。
客観力
本を読むことは、自分自身を客観視する力を身につけることにもつながります。
本書より引用
少し不思議ですが、本という外のものを読むことで、自分の置かれた状況や内なる思いを冷静に捉え、理解することができるようになることもあるのです。
なぜ客観力をつけることがメリットになるのかというと、自分の考えや、思いをどんなときでも冷静に言葉にすることができるようになるからです。
自分の考えをしっかりと言葉にするには、自分が今どのように考えているのかや、今どんな状況なのかを客観的に分析する力が必要不可欠です。
これは仕事でももちろん大切ですが、プライベートでも必要になると思います。
自己主張がしっかりとできるかどうかは、とても大切です。
客観力を鍛えるのは、早ければ早いほどいいと思うので、ぜひ本を読んでみてください。
想像力
読書をすると作品の中のシーンを想像しながら読んでいる、世界観に入り込んでしまった経験はないでしょうか?
動画などと違い、本は文字が多いので、どんな雰囲気か想像しながら読むことが多くなると思います。
その経験を通して、想像力を鍛えることができます。
想像力は人生でとても大切な力ですよね。
「相手の気持ちを考える」ときに使うのが想像力です。
「今どんな気持ちなんだろうか?」
「どうしたらあの人は喜んでくれるのかな?」
こんな風に考えるには想像力が必要不可欠です。
子どもだけでなく、大人も社会に出てからも想像力はどんどん使うことになります。
ここができてないと、「あの人は人の気持ちが分からない人なんだなぁ」と思われてしまいます。
読書をすることで、ぜひ相手のことを考えられるような想像力を身につけてみてください。
読書を習慣にするためのポイント
読書を習慣化するためのポイントは次の3つです。
- 環境づくり
- 頑張りすぎない
- 興味のある本から読む
では順番に解説していきます。
環境づくり
いちばん理想の環境は、すぐに手が届くところに常に本があるという環境です。
そのためにはどうしたらいいかというと、いろんなところに本を置いておくということです。
簡単なことですよね?
例えば、通勤通学のカバンの中に1冊入れておく。
リビングの机の上や、寝室の枕元にも置いておく。
トイレなどに置いておくのもいいかもしれません。
これの狙いは、隙間時間にスマホではなく、本をとれるような環境を作ることです。
私たちはちょっと隙間時間があるとスマホをいじっちゃいますよね?
それはきっと、ポケットの中とか、すぐに取り出すことができる場所にスマホがあるからです。
なので、そのポジションを何とか本に置き換える必要があります。
でもスマホを家に置いてくるとかは結構きついので、本をいろんなところにおいて、目に付くようにします。
そうすれば、ちょっと手に取ることができるようになります。
こういう環境を作ることから始めてみましょう。
頑張りすぎない
読書はがんばりすぎないようにしてください。
読書が苦手な人がいきなり1時間も2時間も読むと、きっとイヤになって読書をやめてしまいます。
まずは10分だけでいいです。
なんなら、カバンの中に本を入れただけで自分をほめてもいいんです。
これくらいハードルを下げて取り組んでみてください。
続けていくうちに慣れてきたら、少しずつ時間を延ばしたりしたらいいと思うんです。
まずは自分が苦痛を感じないくらいのレベルから始めてみてくださいね。
興味のある本から読む
他の人が難しい本を読んでいるからといって、あなたも難しい本を読む必要は全くありません。
自分の興味がある本や、マンガでわかるという本も最近あるので、そういう比較的読みやすい本を読んでもいいと思います。
私は一時期、ライトノベルをたくさん読んでいた時期もあります。
他の人は気にせず、何よりも自分が楽しめる本を読んで、読書の楽しさを感じてください。
読んだ後のアウトプットはおすすめです
読書に慣れてきたら、ぜひアウトプットしてみてください。
アウトプットをすることで、読書の知識を定着させることができます。
今回は比較的簡単にできるアウトプットを3つ紹介します。
それが以下の通りです。
- 身近な人に話してみる
- TwitterやブクログなどSNSで発信してみる
- 読書ノートを書いてみる
それでは解説していきます。
身近な人に話してみる
最も簡単にできるアウトプットは誰かに話すことです。
誰かに読んだ本の内容を話すことは、相手にわかりやすく説明するために自分で内容を整理しなければなりません。
そして人に話すことで、自分の頭の中に定着しやすくなります。
何よりも、道具もいらないことで手軽にできるアウトプットです。
ぜひ試してみてください。
Twitterやブログなどで発信してみる
次はTwitterやブログなどで発信してみるということです。
文章でわかりやすくまとめるということは、かなり記憶に定着するそうです。
そして、そのツイートやブログの記事が、自分の読書記録になります。
あとあと見返すことで、自分なりの本の要点などを確認することもできて効率がいいです。
読書ノートを書いてみる
読書ノートを書いてみるのもおすすめです。
読書ノートも後で読み返すことで記憶の定着を助けることができます。
手で書くことで、しっかりと内容を理解することができます。
またYouTubeなどにもいろいろな読書ノートの書き方があるので、自分が使いやすいノートの書き方をみつけるのも楽しいです。
お気に入りのノートやペンを使うことでテンションも上がって楽しくなります。
今日から実践できるポイント(TODO)
- いつでも本が読めるように、机の上や、リビングなど、いろんなところに本を置く
- 感想などをツイートしている
- ゲームやマンガのアプリをメインの画面から移動する
- ※Kindleのアプリをメイン画面に移動させる
『明日の自分が確実に変わる10分読書』のまとめ
今回は『明日の自分が確実に変わる10分読書』のレビューを書かせていただきました。
今回のポイントをまとめると
読書から得られる力は以下の3つです。
- 語彙力
- 客観力
- 想像力
そして読書を習慣化するポイントは次の3つです。
- 環境づくり
- 頑張りすぎない
- 興味のある本から読む
10分でも本を読むことで、必ずプラスになることがあります。
苦手な人でもきっと本が好きになるヒントが書かれている本なので、ぜひ1度読んでみてください。